結露とカビを防ぐ!秋雨シーズンの湿気コントロール術
― 民泊物件を守り、清潔感をキープするために ―
秋雨前線が続くこの季節は、気温が下がり始める一方で湿度が高くなりやすく、
結露・カビが最も発生しやすい時期です。
特に民泊物件では、ゲストの利用状況によって室内環境が大きく変わるため、
“予防の仕組み”を整えておくことがとても重要になります。
今回は、現場の清掃チームが日々感じている
「秋雨時期の湿気トラブルを防ぐコツ」を、わかりやすくまとめました。
目次
■ なぜ秋雨シーズンは結露とカビが増えるの?
秋雨の時期は、昼夜の気温差が大きく、
室内の空気中に含まれる水分が冷たい窓や壁に触れることで結露が発生します。
さらに、湿度が60%を超えると、
カビ菌が一気に繁殖しやすい環境に。
室内のわずかな汚れやホコリが“栄養”となって、
気づいた頃には黒カビが…というケースも少なくありません。
だからこそ、秋のうちに湿気コントロールを徹底しておくことが、
冬のカビ被害の予防にもつながります。
■ すぐ取り入れられる!秋雨シーズンの湿気対策
① “窓まわり”の水分をこまめに取り除く
結露がつきやすいのは、寝室・リビング・脱衣所の窓。
清掃時は、窓枠・レール部分までしっかり拭き取ることで、
カビの根を防ぐことができます。
ポイント
100均のスクイージーは時短に◎
黒カビの出やすいパッキン部分は乾いた状態をキープ
② 換気ルールを“ゲストに分かりやすく”伝える
秋は涼しく、窓を閉め切りがち。
そのままだと湿気がこもり、カビが急増します。
そこでおすすめしたいのが、
「1日15分の換気」をカード案内に入れておくこと。
例:
「お部屋を快適に保つため、滞在中は1日15分の換気にご協力ください。」
「浴室使用後は扉を開けて、換気扇を2時間ほど回してください。」
これだけでカビ発生率がぐっと下がります。
③ 浴室・脱衣所は“乾燥しやすい設計”に
湿度が最も高いのはバスルーム。
秋雨シーズンは「24時間換気」にするだけで、湿度の蓄積が大幅に改善します。
さらに、
浴室の床をスクイージーで軽く水切り
扉を10cmほど開けておく
バスマットは速乾タイプに変更
など、細かな工夫でカビの発生をほぼゼロにできます。
④ 除湿グッズを“要所”に配置する
家中に置く必要はありませんが、
湿気が溜まりやすい場所に“的確に置く”のがポイントです。
民泊で特に効果的な場所
クローゼット内
ベッド下
シューズボックス
バスルーム入口付近
ゲストの荷物で閉めっぱなしになりがちな場所ほど、
除湿剤が活躍します。
■ “湿気の見える化”でトラブルを未然に防ぐ
対策をしても、結露が発生する日はどうしてもあります。
そこで効果的なのが、湿度計の設置。
最近は
温湿度が一目でわかる
1,000円前後で購入できる
コンパクトでインテリアの邪魔をしない
という商品が増えているため、民泊にも導入しやすくなっています。
スタッフが巡回時に湿度をチェックできるため、
「気づかないうちにカビが育っていた…」という最悪の事態を防げます。
■ まとめ
秋雨シーズンの湿気対策は、結露予防=カビ予防につながる非常に重要なポイントです。
とくに民泊では、ゲストの行動によって室内環境が大きく左右されるため、
「対策・案内・設備」の3つを整えておくことで、
清潔な空間を長く維持できます。
エムズビーでは、
窓まわりのカビ点検、浴室乾燥の最適化、除湿グッズの設置など、
季節に合わせた清掃・管理サポートも行っています。
秋のうちに湿気コントロールを整えて、
冬も安心して迎えられる部屋づくりをしていきましょう。
エムズビーでは、真心こめた民泊清掃、民泊運営を行っております。民泊に関してのお問い合わせはぜひエムズビーまでご連絡くださいませ。