年末前にやっておきたい「備品棚卸しと補充リスト」
― ラストスパートの運営効率を上げるチェックガイドー
年末は、年間で最も備品の不足が起こりやすい時期。
旅行客の増加、長期滞在、帰省ラッシュなどで消耗品の回転が早くなり、
「気づいたら足りない」「急ぎの買い出しが増える」というトラブルが続出します。
そこで今回は、民泊清掃・運営の現場を知り尽くしたエムズビーが、
年末前に必ずやっておきたい棚卸しのポイントと補充リストをまとめました。
年始のスタートをスムーズに迎えるためにも、今のうちに見直しておきましょう。
目次
■ 1|棚卸しの目的は“トラブル予防”と“コスト管理”
備品の棚卸しは、「足りないものを数える作業」ではありません。
年末の繁忙期に備え、
・運営が止まらない環境を作る
・無駄な購入を防ぐ
この2つを整えるための大切な工程です。
特に、以下のトラブルは年末に増えがちです。
清掃スタッフが現場で「ストック切れ」に気づく
同じものをダブって買ってしまう
忙しさの中で備品の質が下がる
年内最終営業日に慌てて大量購入する
これらを未然に防ぐために、早めの棚卸しが重要です。
■ 2|棚卸しの基本ステップ(10分でできる)
忙しい時期でも、以下のステップで効率的に棚卸しができます。
STEP1:棚とストック場所を一度“全出し”する
全部出すことで、不要品・期限切れ・使わない備品がすぐに判別できます。
STEP2:カテゴリーごとに仕分ける
水回り
キッチン
リネン関連
清掃用品
消耗品
カテゴリに分けると、補充すべき量が明確に。
STEP3:消耗スピードを見ながら“必要数”を設定
繁忙期はいつもの1.5倍が目安。
STEP4:不足分をまとめてリスト化する
清掃スタッフでも確認できるよう、視覚的にまとめるのがおすすめ。
■ 3|年末前に必ず見直すべき“補充リスト”
冬場は特に以下の備品が消耗しやすく、口コミにも影響します。
◎ キッチン関連
食器洗剤
スポンジ(新品のストック)
三角コーナー袋
ラップ・アルミホイル
ゴミ袋(自治体指定)
◎ 水回り系
トイレットペーパー(余裕を持って)
洗面コップ
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ
使い捨て歯ブラシ
タオル・ハンドタオル(予備)
◎ 清掃用品
ウェットシート
カビ取り剤
お風呂用スポンジ
コロコロ(替えテープ)
ゴム手袋
◎ 冬の追加アイテム
使い捨てカイロ
加湿器のフィルター
ブランケット(洗い替え含む)
スリッパ(厚手or使い捨て)
◎ 緊急用ストック
万が一のクレームや突然の不備にも対応できるよう、
最低限の“救急ストック”も確保しておくと安心です。
電球
電池
延長コード
Wi-Fiルーターの予備ケーブル
■ 4|棚卸しが“清掃品質の安定”にも直結する理由
備品の統一ができている宿ほど、
清掃品質が安定しやすく、レビューも一貫して高評価になります。
理由は簡単で、
スタッフが迷わない
清掃時間が短縮される
備品不足によるミスがなくなる
から。
結果的に、
→ 回転率UP
→ クレーム減少
→ 高評価の維持
につながります。
■ 5|年末までに“棚卸しルール”を作っておくと来年が楽になる
年末の棚卸しをきっかけに、
各部屋や管理倉庫に “備品チェック表” を置いておくのもおすすめです。
◎ 簡単に作れる棚卸しの仕組み
チェック欄付きのリストを清掃マニュアルに追加
スタッフが補充したらLINEで報告
ストック残量は月末にまとめて確認
仕組み化すると、年末の慌ただしさが圧倒的に軽減されます。
■ まとめ|年末こそ“備品の質”が宿の印象を決める
年末は、宿泊需要が最も伸びる時期。
備品の不足やトラブルは宿の印象を大きく左右します。
✓ 棚卸しで現状把握
✓ 冬用の備品を強化
✓ 補充リストを体制化
この3つを整えるだけで、年末の運営は驚くほど楽になります。
ぜひご参考になさってくださいね。
エムズビーでは、真心こめた民泊清掃、民泊運営を行っております。民泊に関してのお問い合わせはぜひエムズビーまでご連絡くださいませ。