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冬のトラブルを防ぐ!水回り&暖房設備の総点検ガイド

寒さが深まる季節は、設備トラブルが最も起こりやすい時期。
実は、冬に起こる不具合の多くは「事前チェック」でほぼ防げます。

冬入り前に行う“総点検”を重要視。
今回は、そのノウハウを一般のご家庭でもそのまま使える形でご紹介します。
冬の安心は、今の一手から。今日できる予防で、快適な季節を迎えましょう。

目次

■ まずは冬のトラブルの傾向を知っておく

冬は、気温低下によって以下のトラブルが急増します。

  • 水道管の凍結・破裂

  • 給湯器のエラー・点火不良

  • 暖房効率の低下(フィルター詰まり)

  • 結露によるカビ発生

  • 換気不足による室内の湿度問題

これらはどれも、“故障してから対処する”と時間も費用も大きくかかるもの。
冬本番前の点検こそ、最大の予防策になります。


■ 水回りチェック|凍結と詰まりを防ぐ3つのポイント

① 水道管まわりの保温材を確認

外気に触れやすい場所(外壁側、ベランダ、屋外蛇口など)は凍結のリスクが高いです。
保温材が剥がれていないか、濡れて破れていないかをチェックしましょう。

+ワンポイント
夜間の冷え込みが強い日は、寝る前に“水を細く流しておく”と凍結予防に有効。


② 給湯器のフィルター(ストレーナー)を清掃する

給水フィルターが詰まると、お湯が出にくくなり冬場は特にストレスに。
月1回の洗浄で、給湯器の寿命も延びます。

チェック項目

  • お湯の温度が安定しているか

  • エラー表示が出ていないか

  • 周囲に雪・落ち葉・蜘蛛の巣が溜まっていないか


③ 排水口の詰まり予防は“冷える前”に行う

冬は油汚れが固まりやすく、詰まりが一気に増える季節。
キッチン排水口は特に要注意です。

予防のコツ

  • 週1回、重曹+クエン酸で簡単ケア

  • シンクに油を直接流さない

  • 臭いが出る前にパーツを外して洗う


■ 暖房設備チェック|「暖まらない」を防ぐプロの点検法

① エアコンは冬こそフィルターが命

フィルターに少しホコリがあるだけで、暖房効率は大幅ダウン。
消費電力も増えるため、冬の電気代が跳ね上がる原因に。

チェック項目

  • フィルターの埃を取り除く

  • 吹き出し口にカビがないか

  • 室外機の周りに物が置かれていないか


② 加湿器は“雑菌チェック”で冬の風邪予防にも

冬は加湿器が大活躍しますが、内部が汚れていると逆効果。
雑菌を部屋にまき散らしてしまいます。

最低限のメンテ

  • フィルターのヌメリ取り

  • タンクを毎回乾燥させる

  • クエン酸での定期洗浄


③ ガス・石油系暖房は安全確認が最優先

冬の事故で多いのが「不完全燃焼」「換気不足」。
必ず以下をチェックしましょう。

確認項目

  • 点火がスムーズか

  • 異音・異臭はないか

  • 換気がきちんとできる位置に設置されているか


■ 意外と忘れがちな“冬の快適ポイント”

◎ 結露対策でカビ・ダニを防ぐ

  • 朝は窓を開けて湿気を逃がす

  • サッシの水はこまめに拭く

  • 加湿しすぎない(40〜60%が目安)

◎ 換気のリズムを作る

暖房中も1時間に1〜2回の換気が理想。
空気がこもると、暖房効率まで落ちることがあります。


■ 保存版|冬前にやるべき総点検チェックリスト

【水回り】

  • 保温材の破れを確認

  • 給湯器フィルターの洗浄

  • 排水口の臭い・流れのチェック

  • 配管周りの水漏れ確認

【暖房設備】

  • エアコンフィルター掃除

  • 室外機の周辺クリア

  • 加湿器の内部洗浄

  • ガス・石油ヒーターの異常確認

【室内環境】

  • 結露対策アイテムの準備

  • 換気のタイマー習慣づけ

  • 防寒グッズの配置を見直す


■ 冬の安心は“準備8割”で決まる

冬は、設備の負担が1年で最も大きくなる季節。
だからこそ、壊れる前に“少しだけ先回りすること”が最大の防御になります。

エムズビーでは、民泊運営で培った実用的なノウハウを、
これからも暮らしの中で役立つ形でお届けしていきます。
安心して冬を迎えるために、ぜひ今日からチェックを始めてみてください。

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