COLUMN

【民泊×防災】非常時にゲストを守る「3つの仕組み」、あなたは準備できてる?

地震、台風、豪雨…。日本において自然災害は避けて通れないリスクです。
そんな中、民泊施設にも「防災対策」が強く求められる時代になっています。

訪日外国人を含め、慣れない土地での滞在中に災害が起こったら――。
宿泊者にとって唯一の頼れる存在は、あなたの施設かもしれません。

今回は、**民泊運営者が備えるべき「3つの防災仕組み」**をご紹介します。
どれもすぐに始められる内容ばかりなので、今すぐチェックしてみてください。

目次

 1. 多言語の避難案内マップ(紙&QRコード)

宿泊者の中には、日本語がわからないゲストも多くいます。
そのため、英語・中国語を含む避難マップの用意は必須です。

・施設から最寄りの避難場所までのルート
・周囲の危険エリア(川や崖、電柱など)
・緊急時の集合場所

などの情報を紙のマップにして部屋に掲示しましょう。

さらに、最近はスマホで見られるQRコード付きのデジタル版も有効です。
停電や通信トラブルがない限り、ゲストはスマホからすぐに確認できます。

ワンポイント
日本語のマップをそのままGoogle翻訳にかけた文章では不十分。読みやすい自然な表現の英語・中国語にしましょう。ChatGPTを活用して翻訳精度を上げるのもおすすめです。

2. 停電時にも安心「手動ライト・電池式ランタン」の設置

非常時には停電も想定しておきましょう。
とくに夜間の停電は、ゲストがパニックになる要因のひとつです。

その対策としておすすめなのが、

・手回し式のLEDライト

・単三電池式のランタン

などのアナログ照明を備えること。これらは電源不要で確実に使えるため、緊急時でも明かりが確保できます。

おすすめの置き場所
玄関・寝室・リビングの3か所に最低1つずつ。
夜間に慌てずに使えるよう、目につきやすい場所に固定しておくとベター。

 3. Wi-Fiが使えないときの「情報掲示板」を設置

災害時、Wi-Fiやスマホ通信が使えなくなるケースもあります。
そんなとき、宿泊者は“次にどうすればいいのか”を自力で判断しなくてはいけません。

そこで用意しておきたいのが、**Wi-Fi不要でも情報が得られる「掲示板」**です。

掲示する内容の例:

・最寄りの避難所のリスト(地図付き)

・公衆電話の設置場所

・近くの警察署・消防署・病院の住所と電話番号

・最低限の日本語フレーズ(例:「助けてください」など)

注意点
掲示は英語・中国語も併記し、図やアイコンを使って視覚的にわかりやすくしましょう。

「備えが見える」安心感が、ゲストの信頼につながる

防災対策は、「あればいい」ではなく**「見えること」が重要**です。

ゲストが部屋に入った瞬間、避難マップや備蓄品が目に入ることで、
「この宿はちゃんとしてる」
「もしもの時も安心して過ごせそう」
信頼感を持ってもらえる効果があります。

特にファミリー層や女性ゲストには、安心できる宿泊施設選びが重要視されます。
防災対策は、予約につながる“付加価値”にもなりうるのです。

今日からできる小さな備えが、非常時に大きな差を生みます。
ぜひ、あなたの民泊施設でも「防災の見える化」に取り組んでみてください。

エムズビーでは、ホテルクオリティをベースに真心こめた民泊清掃、民泊運営を行っております。民泊に関してのお問い合わせはぜひエムズビーまでご連絡くださいませ。

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