冬の水回り清掃、裏技!カビ・水垢・ニオイを最短で抑えるコツ
冬の民泊清掃で「一番クレームに直結しやすい」のが水回りです。寒さで換気が減り、結露が増え、乾きにくい——その結果、カビ臭・ぬめり・水垢が一気に目立ちます。
でも実は、冬の水回りは“ゴシゴシ頑張る”より「乾かす設計」と「汚れを固めない手順」で、作業時間も仕上がりも大きく変わります。この記事では、浴室・洗面・トイレ・キッチンを短時間で清潔に保つ、現場向けの“裏技”をまとめます。
目次
冬の水回りが汚れやすい3つの理由
乾きにくい:気温が低く、換気が弱くなりがちで水滴が残る
結露が増える:壁・天井・窓周りに湿気が滞留し、カビの温床に
温度差で汚れが固まる:皮脂・石けんカス・水垢が“落ちにくい層”になりやすい
→対策はシンプルで、「洗う→流す→水滴ゼロ→換気」の型を崩さないこと。
裏技①:浴室は「最後に“水滴ゼロ”」で仕上がりが変わる
ポイント:水滴が残ると、翌日に水垢・カビ臭が出ます。
最短手順(おすすめ)
先に換気扇ON、浴室ドアは少し開ける
壁→床→排水口の順に洗う(上から下)
スクイージー(ゴムワイパー)で壁の水を落とす
乾拭きタオル1枚で“鏡・水栓・棚”だけ仕上げ拭き
最後に排水口まわりをペーパーで水気オフ
時短のコツ
鏡は「全面ピカピカ」より、“目線の高さ”優先で十分に印象が上がります。
ぬめりは「こする」より、流した後の“水切り”が再発防止に直結。
裏技②:排水口は「漂白→放置」より“軽い毎回ケア”でニオイ激減
冬は乾きにくいので、強い薬剤を多用すると臭い残りの原因にも。
チェックアウト清掃では次の「軽いルーティン」が効きます。
ゴミを取り除く
ぬるめのお湯で流す(冷水より皮脂が落ちやすい)
排水口カバー裏をスポンジで一撫で
仕上げに水滴を取って換気
クレーム予防の裏技
排水口のフタ裏に髪が溜まりやすい物件は、“髪キャッチャー”の定期交換日を決めると安定します。
裏技③:洗面台は「水栓まわり」を制すれば“清潔感”が一気に上がる
ゲストが最初に見るのは、実は洗面ボウルより水栓の根元・鏡下です。
最短手順
ボウル全体を洗う
水栓の根元・レバー付け根を重点的に拭く
鏡は水滴を残さない(乾拭き)
ワンポイント
コップ・ディスペンサーの底が濡れていると、清潔でも不安に見えます。置き直す前に底面を一拭き。
裏技④:トイレは「ニオイの発生源」を先に潰す
冬は窓を開けにくく、ニオイがこもりがち。
便器の中よりも、実は床・便器の外側・便座の継ぎ目が盲点です。
最短手順
便器内→便座裏→外側→床の順
最後にペーパーホルダー・ドアノブも一拭き(体感清潔度UP)
裏技
仕上げに「乾拭き」を入れると、消臭剤に頼らず“無臭感”が出やすいです。
裏技⑤:キッチンは「油×水」を分けて落とすと早い
冬は油汚れが固まりやすいので、いきなり水拭きすると伸びます。
手順
コンロ周りは先に“乾拭き or ペーパーで油を回収”
その後に洗剤で拭き取り
シンクは水垢が残りやすいので、最後に水滴オフ
見た目の裏技
シンクと蛇口の水滴を取るだけで、写真映えが上がりレビューにも効きます。
まとめ
冬の水回り清掃は、「落とす」より「残さない」が勝ちます。水滴をゼロにし、汚れを固めない順番で動けば、作業は短く、仕上がりはワンランク上に。小さな“裏技”の積み重ねが、冬のレビューを安定させます。次回清掃から、まずは浴室の水切りだけでも取り入れてみてください。効果がすぐに出ます。