COLUMN

排水口の詰まりを防ぐ!秋のうちにやっておきたいメンテナンス

― “流れが悪い”を放置しない。トラブルを防ぐ秋のひと手間 ―

民泊運営において、見落としがちだけど実は大切なのが「排水口のメンテナンス」です。
とくに秋から冬にかけては、落ち葉・髪の毛・皮脂汚れなどが溜まりやすく、
そのまま放置すると、冬の寒さで排水が固まって詰まりやすくなることも。

「まだ大丈夫」と思っている今こそ、
シーズン前のひと手間が“快適な滞在”と“安心運営”を守ってくれます。

目次

1. なぜ秋のうちに排水ケアが必要?

気温が下がると、皮脂や石けんカスなどの汚れが固まりやすくなります。
さらに、外気の影響で排水管内部の流れが悪くなり、臭いや詰まりが発生することも。

特に注意したいのは、次のような箇所です:

  • 浴室の排水口(髪の毛・石けんカスが蓄積)

  • 洗面台のS字トラップ部分(ヘアピン・コットン詰まり)

  • キッチンのシンク下(油汚れ・食べカス残留)

  • ベランダや屋外排水(落ち葉・砂埃・虫の死骸など)

秋のうちに一度リセットしておくことで、冬場のトラブルを大きく減らせます。


 2. 現場でも実践!効果的な掃除手順

民泊清掃の現場でも取り入れている、“簡単だけどしっかり効く”お手入れ方法をご紹介します。

✅ 基本の排水掃除ステップ:

  1. ゴミ受けネット・トラップを外す
     → 手袋を着用し、髪の毛や汚れを取り除く。

  2. 重曹+クエン酸(または酢)を投入
     → 化学反応で汚れを浮かせ、臭いも軽減。

  3. ぬるま湯を流す
     → 50℃前後のお湯で、排水管内の油分を溶かす。

  4. 最後に水の流れをチェック
     → ゴボゴボ音がしたり、流れが遅い場合は再度確認。

ポイント:市販の塩素系パイプクリーナーを常備しておくと、
ゲスト滞在中に異変があってもすぐ対応できます。


 3. ベランダ・屋外排水も忘れずに!

秋は落ち葉や砂埃で、屋外排水の詰まりが急増する時期です。
ベランダに水が溜まると、建物全体の劣化や漏水トラブルにもつながります。

次のポイントをチェックしましょう:

  • 落ち葉・泥の除去

  • 排水口カバーの破損確認

  • 排水溝の水の流れをテスト(バケツ一杯の水を流してチェック)

特に、雨樋の詰まりは気づきにくい場所。
強風や台風の後には、早めの点検をおすすめします。


 4. 排水トラブルを防ぐ“予防グッズ”活用術

民泊オーナーさんにおすすめなのが、日常的に詰まりを予防できるグッズ

たとえば:

  • 使い捨て排水ネット(髪の毛キャッチャータイプ)

  • シリコン製トラップカバー(簡単に外せて掃除しやすい)

  • パイプクリーナーの定期使用(月1回で十分)

こうしたアイテムを導入するだけでも、
清掃スタッフの負担軽減&トラブル防止につながります。


 5. “見えない部分のケア”がホスピタリティにつながる

排水口のトラブルは、ゲストの滞在中に起きると印象を大きく損ねる要因になります。
特に「水が流れにくい」「異臭がする」といった小さな不具合でも、
快適さが損なわれてしまいます。

定期的なメンテナンスを「ゲストのための安心づくり」と考えて、
季節の変わり目に点検をルーティン化するのがおすすめです。


まとめ

秋は、“詰まり予防のベストシーズン”。
冬に入ってから慌てないためにも、今のうちに排水口をスッキリさせておきましょう。

「お湯がスムーズに流れる」「水回りが清潔で気持ちいい」――そんな小さな快適さこそ、ゲスト満足のカギです。

エムズビーでは、清掃+点検の両面から、
オーナー様の安心運営を支えるサポートを行っています。
トラブルゼロの冬を迎えるために、今すぐチェックを始めましょう。

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