COLUMN

【民泊オーナー必見!】秋雨で増える「結露とカビ」対策マニュアル

― 民泊の“快適な空気”を守るために ―

秋の長雨が続くこの季節、民泊運営で注意したいのが「結露」と「カビ」です。
気温と湿度のバランスが不安定なこの時期は、室内の湿気がこもりやすく、
放っておくと壁や窓際、浴室、寝具などにカビが発生しやすくなります。

「掃除しても、またすぐ湿気がこもる…」
そんな悩みを抱えるオーナー様へ、今回は秋雨シーズンの“結露&カビ対策マニュアル”をお届けします。

目次

1. なぜ秋は結露とカビが発生しやすいのか?

秋雨前線の影響で、昼と夜の温度差が大きくなるのが原因のひとつです。
外が冷えると、暖かい室内の空気中の水分が窓や壁に触れて結露に。
この結露を放置すると、わずか数日でカビ菌の繁殖源になります。

さらに、民泊ではゲストの入れ替え頻度が高く換気不足になりがち
使用済みのタオルや浴室の湿気が残ったままになっているケースも少なくありません。


2. 【窓まわり対策】結露を“ためない”工夫

結露は、こまめな拭き取りだけでは限界があります。
発生を抑えるための「予防策」を取り入れましょう。

おすすめの対策:

  • 二重窓や断熱フィルムを貼る

  • 窓際に除湿剤や珪藻土プレートを設置

  • カーテンを閉めすぎず、空気を循環させる

  • サーキュレーターで空気を動かす

特に北側の部屋1階部分は結露が発生しやすいので重点的にチェックを。


 3. 【水回り対策】浴室・洗面所の湿気を徹底管理

浴室や洗面所は、民泊清掃の中でも“見えないカビ”が潜みやすい場所。
湿気がこもる前に、「使ったらすぐ乾かす」環境づくりが大切です。

おすすめのルール例(清掃時に実施)

  • 清掃後は扉を開放して乾燥

  • 浴室の壁や床はスクイージーで水分除去

  • 換気扇を24時間換気モードで運転

  • カビが出やすいシリコン部分は定期的に漂白剤でメンテナンス


 4. 【寝具・家具対策】見えない湿気を逃す工夫

寝具やクローゼットも、湿気がたまりやすいスポット。
清潔に保つためには、空気の通り道を確保することが重要です。

チェックリスト:

  • ベッド下の収納は最小限に

  • 定期的に寝具を日干しまたは乾燥機でリフレッシュ

  • クローゼットに除湿シートや竹炭パックを設置

  • 壁と家具の間には5cm以上の隙間を空ける


5. ゲストにも“結露対策”を自然に促すひと工夫

ホスピタリティを損なわず、ゲストにも協力してもらうのが理想です。

たとえば:

  • チェックイン時の案内に
     「夜間は窓を少し開けて換気をお願いします」
     「お風呂上がりは換気扇のご利用をお願いいたします」
     といったやさしい一文を添える。

  • 客室に小さな除湿機や消臭剤を設置することで自然に対策が可能。

こうした配慮は、ゲストの印象を高めるだけでなく、
建物のメンテナンスコスト削減にもつながります。


 6. 定期メンテナンスで“カビゼロ民泊”へ

結露やカビは、発生してからでは遅いトラブル
定期点検スケジュールを組み、清掃チームや運営代行会社と連携して
「秋の湿気対策月間」を設けるのもおすすめです。

例:月1回の確認項目

  • 窓・壁の水滴残り

  • 浴室のカビ・ぬめり

  • クローゼットの湿度

  • 寝具のにおい・湿り気


まとめ

秋の民泊運営において、「結露とカビの対策」は清潔感と信頼を守る要
“見えない湿気”を制することで、
冬を迎える前に設備の劣化やゲストクレームを防ぎ、
快適な宿泊環境を保つことができます。

定期的なメンテナンスと、ゲストにも伝わる小さな工夫で、
あなたの宿を「空気まで心地よい民泊」に育てていきましょう。

エムズビーでは、ホテルクオリティをベースに真心こめた民泊清掃、民泊運営を行っております。民泊に関してのお問い合わせはぜひエムズビーまでご連絡くださいませ。

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