COLUMN

秋口に多い体調トラブルと応急対応マニュアル

~民泊運営で「安心と信頼」を守るために~

秋は、朝晩の寒暖差や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい季節。
民泊運営ではゲストだけでなく、清掃スタッフや管理担当者の体調管理も重要です。
いざというときに慌てないよう、秋に多いトラブルと応急対応を整理しておきましょう。

目次

1.気温差による「体調不良・風邪」

秋は、昼夜の寒暖差が10℃以上になることも。
チェックイン時、薄着で来たゲストが夜に冷えて体調を崩すケースもあります。

対応ポイント

  • 客室にはブランケット・羽織りを常備

  • エアコンの暖房設定をわかりやすく案内

  • 窓際やベッド付近の冷気対策として、断熱カーテンやラグを配置

応急対応

  • ゲストが「寒気」「のどの痛み」を訴えたら、体を温める飲み物(白湯・ハーブティー)を案内

  • 長期滞在ゲストには、体温計・マスク・ポカリ系ドリンクの備えを


2.乾燥による「喉・肌トラブル」

秋風が心地よくなる一方で、湿度は急低下。
乾燥は風邪や肌荒れの原因にもつながります。

対応ポイント

  • 加湿器を設置し、定期的に水垢・カビチェックを実施

  • ナチュラル系アロマ加湿(ユーカリ・ティーツリー)で抗菌&リラックス効果

  • 洗面所にはハンドクリーム・ティッシュなどを置くと好印象

応急対応

  • のどの乾燥には「ぬるめの白湯」「はちみつ湯」などをすすめる

  • 肌の乾燥にはワセリンなど低刺激の保湿剤を用意


3.秋の花粉・アレルギー

秋はブタクサ・ヨモギ・イネ科花粉のシーズン。
「春だけじゃない花粉症」に悩むゲストも多い時期です。

対応ポイント

  • 空気清浄機はフィルター掃除を週1で

  • カーテンや寝具カバーは定期的に洗濯

  • チェックイン前に換気→花粉の少ない時間帯(午前10時前or夕方以降)に行う

応急対応

  • 鼻水・目のかゆみが強い場合、ドラッグストア情報を提供

  • ティッシュ・マスクを備品ボックスに常備しておく


4.季節の食あたり・腹痛

秋は行楽・味覚シーズンで外食機会も増加。
食中毒は「夏のもの」と思われがちですが、秋も注意が必要です。

対応ポイント

  • 冷蔵庫内の清掃と温度管理を徹底

  • 調理器具の除菌、カトラリー類の衛生チェック

  • ゲスト用キッチンには「アルコールスプレー」や「使い捨てふきん」を設置

応急対応

  • 軽い腹痛なら温かいお茶をすすめ、安静に

  • 嘔吐・下痢などの場合は無理に食べず、水分補給を優先

  • 症状が続く場合は救急相談センター(#7119)を案内


5.気圧変化による「頭痛・だるさ」

秋雨前線や台風の影響で、気圧の変化も体調に影響します。
最近では「気象病」として知られるようになりました。

対応ポイント

  • 快眠のために、照明を暖色系・間接照明へ調整

  • アロマ(ラベンダー、オレンジ、ゼラニウム)でリラックス空間を演出

  • 睡眠前に静かな環境をつくるルールを明記

応急対応

  • カフェイン入りの温かい飲み物で血管収縮をサポート

  • 頭や首を冷やすと一時的に楽になるケースも

  • 無理せず安静に過ごせるスペースを整える


まとめ:「安心できる宿」は健康管理から

民泊に求められているのは“清潔さ”だけでなく、“安心できる体調ケア”の提供です。
ほんの少しの気づかいが、ゲストの「また泊まりたい」に直結します。

✅今すぐできる秋の備えチェック

  • 体温計・マスク・加湿器を常備

  • ブランケット・温かい飲み物を用意

  • アロマ・照明で快適な夜時間を演出

宿泊空間が「ホッとできる場所」になるように、
季節の変化を感じ取った“おもてなし”を心がけていきましょう。

エムズビーでは、ホテルクオリティをベースに真心こめた民泊清掃、民泊運営を行っております。民泊に関してのお問い合わせはぜひエムズビーまでご連絡くださいませ。

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