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“もしも”に備える信頼感:民泊で実践すべき防災コミュニケーション術

災害大国・日本において、民泊運営者が果たすべき「防災の責任」は、単に備品を揃えることにとどまりません。ゲストに安心を与える情報提供と配慮ある仕組みが、信頼につながり、結果的にリピートや高評価にも直結します。

今回は、**“伝える防災”**をテーマに、すぐに取り入れられるアイデアをご紹介します。

目次

1. 外国人ゲスト向け「多言語避難案内」の工夫

民泊の多くは外国人観光客が利用します。緊急時に「どこへ避難すればいいか分からない」という状況は非常に不安です。

  • 英語・中国語・韓国語などで書かれた避難経路マップ

  • QRコードで開く「自治体の災害情報ページ」

  • チェックイン時に配布、または玄関に掲示すると効果的です。

2. 「災害時Wi-Fi&電源スポット」情報もあわせて提示

災害時、情報収集の手段がないと不安は倍増します。
民泊施設内だけでなく、近隣の公民館・コンビニ・避難所などでWi-Fiや充電ができる場所も記載しておくと◎。

例:
「〇〇公民館(徒歩5分):災害時にWi-Fiと充電利用可」
「ローソン△△店:災害用電源設置あり」

3. 非常時の「オーナーとの連絡手段」を明確に

「誰に、どう連絡すればいいのか」が分かることが大切です。

  • 災害発生時の優先連絡手段(LINE/SMS/電話など)

  • 返信が遅れる場合の案内メッセージを事前にテンプレで用意

  • 鍵の場所や開け方の代替案なども共有

こうした対応を整えておくことで、「万が一」の不安を軽減できます。

4. 「災害が起きたらどうする?」チェックイン時の簡単ガイド

チェックイン時に口頭または紙で、

  • 「この建物は〇階建てなので、地震の際は〇〇に避難」

  • 「津波警報時は〇〇公園が避難所です」

  • 「停電時は懐中電灯をこちらの引き出しに」

といった、一言のアナウンスがあるだけで、ゲストの安心感が格段に上がります。

まとめ

民泊における防災は、ただの「備え」ではなく、「信頼を育てるコミュニケーション」です。
特に初めて訪れる土地での災害は、ゲストにとっては非常にストレスのかかるもの。
だからこそ、多言語対応や具体的な避難案内、連絡手段の整備を通じて、「ここなら安心」と思える民泊をつくることが、ホストとしての大きな役割です。

エムズビーでは、ホテルクオリティをベースに真心こめた民泊清掃、民泊運営を行っております。民泊に関してのお問い合わせはぜひエムズビーまでご連絡くださいませ。

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